映画「マイ・バッハ 不屈のピアニスト」

1月9日(土)、ギンレイホールにて、ブラジル映画「マイ・バッハ 不屈のピアニスト」鑑賞。

若くしてその天才ぶりを発揮してカーネギーホールなどで名演奏を繰り返してきた、ブラジル出身のピアニスト、ジョアン・カルロスマルティンスの伝記映画。

ピアノのことはよくわかりませんが、映画を観る限り、その指使いの魔法のような速さには目を見張るもの。そんな天才が、二度の災難を経て右手の指が動かなくなり、手術や厳しいリハビリ特訓を行い、左手と右手の指関節で演奏できるまでになる不屈の物語。

そんな努力もあり、映画には出てきませんが、2016年リオデジャネイロパラリンピック開会式で国家演奏を披露したとのこと。

映画的には、幼少期からその才能を発揮して、専門の先生につき、腕を磨き10代でデビュー、その後30歳直前にサッカー中に転倒して指を負傷、指から血を出しながらも演奏したのがたたったのか、結局右手は3本の指しか使えなくなるものの、必死なリハビリで復活、更には50代に演奏旅行中のハンガリーで暴漢に襲われて右手の指が完全に動かなくなるという災難に会う。その後は指揮者として楽団を編成して数多くの演奏会の指揮を執る。そして、左手のピアニストとしても復活するという苦難と成功の物語なのですが、今一つ盛り上がりに欠ける部分がありました。それでも、バッハのピアノ曲をふんだんに盛り込んでいる分、クラシック音楽好きにはたまらない映画となっていました。

今日はこの辺で。