映画「モリのいる場所」「日々是好日」

本日はギンレイホールにて日本映画二題鑑賞。実は昨日も足を運んだのですが、20分前に到着したにもかかわらず、すでに立ち見とのこと。仕方なくあきらめてウォーキングに切り替え。飯田橋からいつものように桜並木の遊歩道を歩いて四ツ谷へ、そして90度カーブして新宿通りを歩き新宿へ。新宿御苑近くに行くと、本日は無料開園日とのことで、御苑内散策。久しぶりの新宿御苑を楽しんだ次第。
そんなわけで、用心のため50分前にギンレイホール到着。まだホールは開場前ですが行列ができていました。少々待って開場となり今日は席を確保。でも、今日も開演前には満員となり、立ち見客が出る盛況。これは連休中からなのか、それとも人気作だからなのか。おそらく人気作だからなのでしょう。ギンレイホールは、年間パスポートの方が大変多く、いわゆるサンデー毎日の高年齢層が主体。特に日本映画の時が入りがいいようです。
モリのいる場所」は、後半生を自宅から一歩も出ずに過ごしたという熊谷守一氏の日常を描いた作品。山崎努が熊谷役を演じ、奥さん役が樹木希林。同時上映の「日々是好日」にも樹木希林出演とあって、彼女を観たい客が多いのかもしれません。
熊谷守一の名前を全然知らなかったのですが、文化勲章を受けるほどの有名画家とは。しかし、文化勲章は辞退しているということで、相当に変わった方だったのでしょう。その変わった生活ぶりを再現した作品で、結構楽しめました。
「日々是好日」は、黒木華主演ながら、やはり樹木希林が重要な役柄。茶道を学ぶ黒木と彼女を教える師匠役の樹木希林。お茶の作法を学ぶことによって人生が変わるというほどの映画ではないのですが、学ぶ者と教える者の間合いや、茶道の奥深さを知る意味では非常に興味ある作品でありました。