ドキュメンタリー映画「生死(いきたひ)」

本日はもう一本、立教大学にてドキュメンタリー映画「生死(いきたひ)」の鑑賞と監督した長谷川ひろ子氏の講演聴講。
小野映画は、長谷川氏が夫をがんで亡くした際に、闘病の様子をビデオにとっていたことから、それを題材にして、看取りを主題にして撮った映画。旦那さんは漢方の薬学者で活躍されていたものの、47歳でがんを患い死去されましたが、がん細胞の恐ろしさがこの映画の画面に映し出されます。耳の下あたりにガンが発症したとのことですが、最初に手術で取り除きましたが、すぐに再発して、以後は病院での治療は拒否。自宅で漢方中心の療養をする決心をし、夫人である長谷川氏は夫を支えることに。しかし残念ながらガンの進行がすさまじく逝去されました。長谷川氏はその体験を通して、在宅看護の重要性を話されました。
非常に衝撃的な場面がありますが、決して悲観的な映画にはなっておらず、深い感銘を与える映画でした。
ただし、余命宣告されたガンの場合は、看護の臭気も見えますが、認知症や老々介護の問題なども考えると、どうしても在宅での介護・看護はこんなにならざるを得ません。映画の主張とはまた別に、この問題は大きな課題があります。
今日はこの辺で。