週末はギンレイホールにてイタリア映画「人間の値打ち」と新宿東宝シネマにて「3月のライオン」鑑賞。
「人間の値打ち」は、冒頭の交通事故の場面に続いて4章からなるオムにバズ的な進行で、最終章で真実が明らかになるサスペンス長の不思議な作品。3人の主人公の行動と心理描写が描かれ、冒頭で交通事故にあった人間の死がお金に換算していくらの者かの説明があって、この映画のタイトルの意味が明らかになるという寸法。最初の不動産業を営む男は何とか金を稼ごうと金持ちのファンドに賭ける。第2章の金持ちのマダムは、自分の夢である劇場運営を図るがうまくいかず、第3章の不動産屋の男の娘は真実の愛を大切にする。誰が交通事故を起こして逃げたのか。人間の値打ちとは何で決まるのか、考えさせる話でした。
「3月のライオン」は、神木隆之介扮する天才棋士を中心にして、魅力的な役者と役がその脇を固め、非常に面白い映画でありました。神木隆之介の何とも言えないキャラクターがいかにも天才棋士然としており、更に有村架純、倉科カナの女優陣、そして伊藤英明、佐々木蔵ノ介、豊川悦司の男優人はいずれも主役級の役者。染谷将太がどこに出ていたのかわからなかったが、でぶちゃんと分かりびっくり。あそこまでメークアップできるとは。今秋公開分は前編、後編も楽しみです。
今日はこの辺で。