ドイツ映画「ロストックの長い夜」

今東京フィルムセンターで、EU映画フェスティバルが開催中で、今日はドイツ映画「ロストックの長い夜」を鑑賞。今のEUは中東の難民受け入れ問題に悩まされ、イギリスではついに国民投票でEU離脱が決定しましたが、今から20年前のドイツでも、同じようにネオナチが台頭し、反難民のデモや暴動が発生した時期があった。特にベルリンの壁が崩壊し、旧東独の市民を中心に移民、難民に仕事を奪われることへの公布から、暴動が発生したようです。
ドイツは現在EUの勝ち組として繁栄を謳歌し、シリア難民を100万人規模で受け入れていますが、20年前は厳しい状況であったことがありました。その20年前のロストックという町での暴動の前後24時間を、ネオナチの若者を中心に描くこの映画は、移民・難民問題の根深さを描くとともに、EUという現在の枠組みの拡大の難しさも想像させてくれました。
今日はこの辺で。