東北温泉旅行記

恒例の大人の休日倶楽部に合わせた東北温泉旅行。今年度の最初の旅行は7月2日~5日までの3泊4日の温泉旅行。初日は妻が是非行きたいと言っていた五所川原太宰治記念館に立ち寄り。五能線五所川原駅から津軽鉄道に乗り換えて金木駅下車。太宰治記念館は駅から歩いて5分ほどのところにある豪邸。豪農で、金融業も営んでいた津島家。大きな屋敷が津島家の反映を物語っています。太宰治はこうした環境で育ち、頭が良かったのでしょうが、作家になった彼の人生は、破天荒。
初日の温泉は五所川原から五能線で更に一時間以上先の深浦。かつては北前船の寄港地として栄えた深浦ですが、今は漁業を中心とした小さな町。宿は深浦観光ホテル。秘湯ではなく、普通の温泉地の中規模なホテル。お客さんもそれほど多くはないように感じました。
2日目は深浦町の名所めぐりからスタート。円覚寺という歴史あるお寺は解説付きの見学。かつての北前船華やかなりしころの遺物が保存され、由緒ある寺院であることを確認。次に訪れたのが太宰治がかつて宿泊した旅館で、今話太宰治文学館となっているところ。太宰が宿泊した部屋がそのまま残されていました。津軽地方は、太宰関連施設がいまでも観光に大きく貢献しており、彼の破天荒さが大きな遺産となっていることがうかがわれます。
二日目の宿泊地は仙台の秋保温泉秋保温泉は仙台の奥座敷的な大きな温泉地で、大きくて立派な温泉旅館が数多く立ち並んでいます。私どもが宿泊したのは蘭亭。ここも大きな旅館でしたが、日曜日の夜ということで、お客さんはそれほど多くはないように感じました。
3日目は仙台の街の散策。といっても青葉城に行っただけですが。仙台の名所は今ではその賑やかさではないかと思います。駅前を始めアーケード街など、東北の一極集中都市となり、とにかくにぎやかな街になりました。
ここで妻とはお別れ。私は3番目の温泉地、瀬見温泉へ。妻は仙台から帰宅の途へ。瀬見温泉義経・弁慶が見つけたという古い温泉地。小さな温泉街には10軒ほどの温泉旅館が軒を連ねていますが、月曜日ということで人もまばら。一番大きな観松館にチェックイン。チェックイン時にびっくり。私は楽天じゃらんの二つのネット予約をしていたのです。全くのお粗末。運よく旅館の好意でキャンセルなしですみました。
この旅館もお客さんはまばら。アクセスは新幹線駅である新庄から20分ほどでよいのですが。やはり曜日が悪いのか。どの旅館もサービスは良くて気分を悪くすることはなかったですが、お客さんが少ないとやはり寂しい。
今回の温泉旅館で気持ちがよかったのが、仙台蘭亭での部屋食で、若いおねいさんが接待してくれたこと。本人に尋ねると18歳で4月に就職したばかりで、秋田出身とのこと。これから立派な中居さんを目指していただければと願いました。
最終日の5日は、新庄から新幹線で山形下車、山形を散策して帰宅の途につきました。
今日はこの辺で。