「日本と韓国の今」シンポジウム

昨日の建国記念の日、「日本と韓国の今」に関するシンポジウムに参加しました。

先ず建国記念日と言うことで、大会主催者より挨拶があり、日本の現在の祝日の中で、いかに天皇に由来するものが多いかを知り驚きました。

2月11日は建国記念日ですが、これは戦前の紀元節で、神武天皇が即位した日にちなんでいます。3月の春分の日、9月の秋分の日は宮中祭祀である皇霊祭にちなんでいます。代替わりで今年から変更した天皇誕生日は2月23日、昭和天皇の誕生日は昭和の日として残りました。11月3日の文化の日明治天皇の誕生日に由来し、11月23日の勤労感謝の日はこれも宮中祭祀である新嘗祭に由来しています。何か天皇を中心に暦が回っている気がしてきました。

さて、本題のシンポジウムですが、韓国の徴用工判決以来、日本の嫌がらせともいうべき貿易制限でさらに悪化した日韓関係について、徴用工問題に取り組んできた方、韓国から来て下さった同時通訳のかた、そして慰安婦問題に取り組む日本の団体の方などが、それぞれの知見で貴重な意見を披露してくれました。日本に最も欠けているのは、今の政権の、いまだに植民地の宗主国的立場で下に見ている態度、被害者としての韓国の立場を理解しようとしない態度、そして政権の態度をそのまま伝えるメディアに大きな問題があることを再確認。

日本の嫌がらせ的貿易制限によって、韓国は独自の供給網を築きつつあり、また韓国からの観光客激減で地方の観光業は疲弊しています。結局、日本は自分の首を自分で絞める結果を招いているにすぎません。こんな先を見ない政策をだれがとったのか?外交の安倍何ていうのは正しく幻想でしかありませんでした。

今日はこの辺で。