映画「教育と愛国」

現在、安倍元首相の銃撃・殺害事件から浮かび上がった、カルト集団である旧統一教会自民党を中心とした保守政治家とのぶつぶつの関係が明らかになり、岸田首相も内閣・自民党役員人事を前倒しする事態となった。しかし、内閣改造を行うと世論調査内閣支持率が上がるのが通常にもかかわらず、軒並み下落し、国葬についても反対派が多数を占めるという状況である。内閣改造によっても大臣の1/3は関係があり、副大臣政務官についても多くの関係ある議員を起用ぜざるを得なかった苦しい改造となったことが大きな理由だと思われる。旧統一教会と関係があったのは自民党内でも安倍派を中心に右派議員が多く、旧統一教会の幹部も記者会見で、考えの同じ人に接近したと述べている。

そんな中、タイムリーなドキュメンタリー映画「教育と愛国」を8月18日(木)下高井戸シネマにて鑑賞した。

この映画は、大阪の毎日放送がテレビドキュメンタリーとして作成したものが下地で、更に付け加えて映画にした作品。主に教科書の右傾化、すなわち、第一次安倍内閣における教育基本法の改定、第二次安倍内閣での道徳の教科化や歴史教科書での従軍慰安婦朝鮮人労働者の強制連行などの表現の変更強制など、ゆゆしき事態が進んでいる状況を描いている。

前段に書いた旧統一教会の思想が、正に安倍元首相が主張する思想と瓜二つでであり、「あれほど韓国を嫌っていた安倍さんがどうして韓国の宗教を?」という疑問が浮かぶのも当然。しかし、その関係は祖父の岸信介、父親の安倍晋太郎に続く三代にわたって深い関係があったことが疑われているのである。安倍氏は「愛国」を教育基本法に盛り込んだ実績?がある通り、愛国教育に熱心な方で、その源泉が旧統一教会日本会議にあるのではないかと思うと合点がいくのである。

両団体にとって、安倍氏は希望の星であったことが、関係者の発言で明らかになっているが、そういう意味では両団体にとっては大きな損失なのだろう。

岸田首相は早々と国葬に遇することに決めて、安倍氏の神格化を図り、政権の強化を狙ったとの節もあるが、早々と躓いたのではないか。ただし、怖いのは安倍氏のやり残した仕事を自分の死命として岸田が右傾化していくことである。

私が観賞したのは木曜のウィークデーで、かつ雨降りの中。それでも結構お客さんが入っていたのは意外でした。作品自体、非常に優れた作品であり、皆さんにもぜひ見てもらいたい作品である。

今日はこの辺で。