朝井まかて「ちゃんちゃら」

直木賞作家、朝井まかての時代小説「ちゃんちゃら」読了。
朝井作品は、「恋歌」、「ぬけまいる」に続く三作目。「ちゃんちゃら」は身元不明の浮浪児の時に拾われた植木職人の親方の家で育ったちゃらが、一人前の植木職人になり、成長する姿と、一大事件に遭遇し活躍するお話。
時代小説の中でも、普通の町人を主人公にする作品は少数派ですが、ちゃんとしたストーリーをたて、読者に読ませるのは難しいところですが、朝井まかてはさすがに第一級の時代小説家。そつのない筆運びで、楽しませてくれました。
今日はこの辺で。