2015年冬の東北温泉旅行記

大人の休日倶楽部フリーパスの時期に合わせて、3泊4日の贅沢な温泉旅行に行ってきました。
最初の2泊は女房と一緒、最後の一拍は一人でのんびり。
一泊目は山形県鶴岡の奥座敷湯田川温泉「湯どの庵」。鶴岡の街を散策する予定だったのですが、あいにくの雪で、鶴岡城址公園内の藤沢周平記念館のみ見学。バスの時間に合わせてバス停に行き、バスで温泉へ。湯田川温泉は7~8件の旅館がありますが、シーズンオフとあってひっそり。湯どの庵も客は我々夫婦だけのような雰囲気。ほかのお客さんには会わずじまい。
湯どの庵は、外観は古いですが内装はリニューアルしてきれいな宿。特にお風呂は最高。男女各一つずつ(時間により交代)ですが、檜風呂も岩風呂も最高でした。料理も懐石風で、食べきれないほどの量が出てきました。日本秘湯の会の会員旅館ですが、秘湯とは言えない、上等な温泉旅館でした。
2泊目は青森県浅虫温泉。鶴岡から秋田、秋田から新幹線で盛岡、盛岡から新幹線で新青森、青森から青い森鉄道浅虫温泉という経路を取ったため、列車に乗りっぱなし。この経路は反省点あり。
浅虫温泉は海沿いの青森の奥座敷的な温泉で、駅に近い海扇閣が宿泊ホテル。海に面したホテルで眺めは最高。9階の展望風呂で温泉を満喫。いつも秘湯めぐりが主体ですが、海扇閣は紛れもないホテル。自分の趣味に合いませんが、たまにはこういうホテルもいいもの。夜には津軽三味線のライブもあり満足。
3日目は仙台で女房と別れて、私は白石蔵王へ。宿泊地は白石の奥座敷、鎌先温泉のすずき屋旅館。
白石到着が早かったので、市内を散策。ネットで調べた大人気のラーメン屋「中華亭」でラーメンの昼食。人気店だけあって、お客さんは引きも切らずに入ってきます。おばさん5人で切り盛りする素朴な店で、お味もなかなかのもの。その後白石城を見学して送迎車で鎌先温泉へ。
鎌先温泉は宿が5件の小さな温泉場。その宿も軒を連ねるように狭い場所に立っていました。
すずきや旅館は真ん中に位置し、部屋数も多いのですが、やはりシーズンオフとあってお客さんは少なく、お風呂で顔を合わせたのは一人だけ。食事も部屋食だったので、どれだけのお客さんがいたかわからず。露天風呂と内風呂がありましたが、湯どの庵ほどの魅力あるお風呂ではありませんでした。
最終日の今日は、白石蔵王9:55分の東京行きに乗り、思い切って長野県松本へ。大宮で乗り換え、長野新幹線篠ノ井線に乗り松本には13:50分には着きました。松本城に初めて行きましたが、その美しさは、さすが国宝。昔の大工さんは見事な腕を持っていたことを改めて痛感。
地方都市がさびれる中、松本には何となく活気がありました。こうした街の活気がサッカーの「松本山雅」を一部リーグに押し上げたのかもしれません。
今日はこの辺で。