シンポジウム「少子高齢化と日本型福祉レジーム」

日本学術会議、日本家族社会学会主催による公開シンポジウム「少子高齢化と日本型福祉レジーム」を聴講してきました。場所は東京女子大学。吉祥寺から歩いて20分くらいのところにあり、樹木が多くて雰囲気のあるキャンパス。人気の街、吉祥寺の近くにあり、雰囲気も良く人気大学であったのですが、最近は都心の大学に人気を奪われているような話も。
さて、シンポジウムでは4人の大学の先生が、それぞれに今の日本が抱える少子高齢化の問題を、現状分析と政策提言を交えて各20分間講演し、その後に質疑応答がある形態。
とにかく、日本の急速な少子高齢化は世界に例がないほどのスピードで進み、危機的な状況。人口減少、特に生産年齢人口の減少は経済力を減退化させ、このままでは全員が老人になってしまいそうな状況。
これを打開する抜本的な方策があるのか?今日の論者の多くはアベノミクスを否定的にとらえていましたが、何とか経済を活性化し、雇用、それも正規雇用を増やし、若者が結婚し、子供を育てられる環境を作ることが必須条件。安易な現金給付などは考えないほうがよいことはもちろんですが、介護保険ができたように、子供を国民全員が育てる仕組み、すなわち公的な「育児・保育保険」制度も一考ではないかと考えましたがいかがでしょうか。シンポジウムでもおひとりが主張していましたが、全体的には否定的な雰囲気でしたが。
今日はこの辺で。