韓国映画「トガニ 幼き瞳の告発」

月曜の夜、どうしても早く見たかったので、「トガニ 幼き瞳の告発」鑑賞。
韓国の地方都市で2000年~2006年に聴覚障害者の学校で実際に起きた虐待事件を告発した衝撃作。この映画の公開、ヒットにより、通称トガニ法という法律もでき、裁判もやりなおされ、従前の判決が執行猶予であったものが、最高で懲役12年となった、という後日談のある衝撃作。
学校の校長をはじめ、教師数人が虐待、暴行を加え、子供を死に至らしめるような行為をしておきながら、有力者であることから司法に圧力をかけ、執行猶予判決で決着してしまう理不尽を観客にアピールします。更に、金権腐敗の就職事情など、韓国社会の闇を映し出します。
さて、このような事件は対岸の火事として、日本ではありえないのでしょうか?
決してそうとは言えない、深い闇が日本の施設や学校でも存在するのではないでしょうか。
老人ホームでの虐待、知的障害者施設での虐待、そして学校でのいじめを見逃すことによって子供の命が奪われる実態。
これらは、決して韓国特有の事件ではないことを、我々は認識しなければならないのではないでしょうか。
今日はこの辺で。