東北旅行第三日目「大平温泉滝見屋」

9月3日(土)、国見温泉の一夜が明けると、何とか雨は止んでおり、持ちそうな気配。朝風呂を二回浴びて、朝食。湯豆腐と豆乳がめちゃくちゃに美味しかった。宿で精算し、「秘境を守る会」のスタンプを戻してもらうと、なんとスタンプが2個。今はサービス期間中ということで、どこでも2個もらえるとのこと。
8:50に宿の車で道の駅「雫石あねっこ」へ。この道の駅には温泉があり、時間があれば入りたかったのですが、すぐにバスが来るので諦める。さて、そのバスとは、雫石市が運営する「あねっこバス」あらかじめ予約し、その数によってタクシーになったりマイクロバスになったりするようです。本日は乗客4人ということでタクシー。道の駅から雫石駅まで200円の格安料金。地域住民の足でもあり、観光客へのサービスでもあるこのバス。我々観光客にとっては嬉しい限り。
雫石で秋田新幹線に乗り、仙台乗換えで本日の目的に米沢へ。米沢に13:20頃到着し、14:00に大平温泉の迎えの車が到着。若い人2名と同乗して温泉へ。この温泉も「日本秘境温泉を守る会」の加入宿。HPでも大変な秘境らしく見えましたが、実際にも秘境中の秘境。一本道を一気に標高1,200mまで上ります。そこから今度は下って車は途中まで。そこから徒歩で坂道を下ってついたのが大平温泉の一件宿「滝見屋」。旅館の前は渓流で、雨の影響でかなりの勢いで流れています。
早速渓流沿いの露天風呂へ。男、女、貸切、混浴と4種類の露天風呂が並んでいます。誰もいないとはいえ、さすがに女風呂だけは遠慮して、3つのお風呂を満喫。他に内風呂もあり、温泉は充実しています。無色透明ですが、何となく粘り気を感じる温泉。
この温泉は谷底にあり、散策するには下ってきた道を上らなければなりません。今日は温泉三昧を決め込み、一番ぬるい打たせ湯のある混浴風呂で長湯しました。
夕食は大広間でしたがお客さんは6名のみ。中年ご夫婦1組と男の一人旅4名。女将さんに聞いたところ、今年原発事故以来極端にお客さんが減り、例年の半分以下。ここは米沢から南に上った吾妻山中に位置し、放射能の影響も全くありませんが、「福島経由」が嫌われているとのこと。風評被害もここまで及んでいるのかと、愕然としました。
三日目の夕食にはやはり岩魚の塩焼きが出され、三食連続の岩魚三昧。おまけにこの日は岩魚の骨酒も頼んであったので、都合4匹の岩魚を味わったことになりました。それでも各旅館それぞれ工夫を凝らした料理であり、満足しました。ただ、私自身の選択の間違いで、3泊するのであれば、1軒は海沿いの温泉を加えるべきであったかと思う次第です。
今日はこの辺で。