映画「阪急電車 片道15分の奇跡」

イメージ 1

映画「阪急電車 片道15分の奇跡」鑑賞。阪急電車といえば、大阪に赴任していた頃、神戸や京都に行くのによく使った電車。阪急電車のメイン路線は京都線神戸線宝塚線ですが、今津線というのは阪急でもローカル。仁川駅があるので、阪神競馬場に行った時使った路線だったか。
都会の電車が、無機質なアルミ原色系になっている中、小豆色のこだわっているところが魅力。ああ懐かしい。
その阪急今津線に乗り合わせた人たちのそれぞれの物語が宝石のようにちりばめられた珠玉の名編に仕上がっていました。
中谷美紀、戸田恵理花、宮本信子谷村美月の女優陣もよし、玉山鉄二、勝部涼の若手男優もよし。原作を読んでないので、原作との違いは分かりませんが、ほのぼのとした雰囲気のすばらしい映画でした。
今日は午前中にもう一本、新宿住友ビルにある平和祈念資料館にて、「風雪の門」をビデオ鑑賞。
この映画が創られたのが1974年。しかし、公開時に当時のソ連からクレームがつき、一般公開が中止されたという経緯がある作品。つい最近渋谷の映画館で公開された記憶があります。
戦争当時、樺太の半分は日本の領土。そこの真岡という街の電話交換に携わる女性たちを中心に、8月15日以後もソ連軍が侵攻し、多くの日本人がなくなったり、シベリヤに抑留されたりした事実の端緒を描いています。何故あの時アメリカはソ連の侵攻に何も言わなかったのか?今の千島列島問題の原点でもあります。電話交換手たちが何故自害しなければならなかったのか?若干疑問符もありますが、ソ連侵攻を正面から描いた作品でありました。
今日はこの辺で。