映画「キサラギ」観賞と東野圭吾「使命と魂のリミット」読了

金曜夜の映画の日になかなか映画が見れないため、昨日土曜日に渋谷の映画館へ。ところが、時間に行くと立ち見と言うことで、出直して今日行ってきました。
キサラギ」は1年前に死んだアイドルを追悼するため集まった5人のファンが織り成す会話劇。Yahooの映画レビューでも一際評判がいいようなので正規の1,800円を出して見に行った次第ですが、1,800円が惜しくない、それ以上のエンタテイメント性を持つなかなかの作品。笑いあり、涙ありの、すこぶる楽しい作品でした。
中でもやっぱり香川照之はいい味を出しています。そしてユースケ・サンタマリアもシリアスな味を出していました。お奨めの作品なので是非皆さん見てください。ただ、残念なのが単館上映と言うのか、上映館が少ないのが残念です。面白い映画なのだからもっとたくさんの映画館で上映すればいいと思うのですが。
先週読んだ小説は、東野圭吾の「使命と魂のリミット」。東野作品は読みやすいのが最大のメリット。したがって、図書館の貸し出し期間のリミットも軽々クリア!(笑)
ただ、「容疑者Xの献身」に見られる緊張感や情感はなく、ストーリーもすぐに読めてしまう中身で、東野にしては凡作の部類か。
先日読んだばかりの池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」も自動車の欠陥を題材にしていましたが、この作品も欠陥車を製造したメーカーの社長に復讐する青年が出てくるのと、医療ミスに絡んだ疑惑に悩む若き女医も出てきて、本題が分散気味。最後はハッピーエンドになるのですが、緊張感に欠ける小説でした。ただ、脚本をうまく作れば、映画化が簡単そうな小説でもあります。
今日はこの辺で。