2014-01-12から1日間の記事一覧

浅田次郎「一路」

昨年暮れから読んでいた浅田次郎「一路」上下巻をやっと読了しました。 とにかく、浅田次郎作品に駄作なし、稀代のストーリーテラーです。 舞台は幕末、安政の大獄後の時代の変革期にもかかわらず、いまだにに行われていた江戸幕府の大名政策「参勤交代」を…

東野圭吾「祈りの幕が下りる時」

今年最初の小説は、東野圭吾「祈りの幕が下りる時」。東野作品の二枚看板の一人であります、ご存じ加賀恭一郎刑事もの。それも、彼の生い立ちや母親にかかわる事件を扱った作品になっています。 加賀の母親が仙台で亡くなったことを伏線として、東京で発生し…