夏休みの悲劇

先日福岡で、福岡市の職員が酒酔い運転で先を行くRV車に追突し、橋から転落させ、3人の幼い子供の命が奪われるという悲惨な事故が発生し、今日葬儀が行われました。転落した車には両親が乗っており、母親は子供を助け出すため、転落後に水の中にもぐって2人を水面に運び、最後の一人も救い出すためもぐったとの記事がありました。勿論父親も二人の子供を救出すべく、立ち泳ぎで頑張ったとのこと。しかし、残念ながら子供3人は助かりませんでした。今日の東京新聞の夕刊で、たまたま親に先立って子供が亡くなった場合の親の悲しみについて、日垣隆氏の論評が載っていました。今回の事故の両親も、一生自分たちを責めていく悲しい運命を背負ったかもしれません。もしあの日、子供をつれて外出しなかったら、もしもっと早く帰っていたら、もし車で行かなかったら、あんな事故が起きることなく、子供は無事だったのに、と。
わが子を自らの手であやめる親もいるかと思えば、愛する子供を理不尽な形で失う親もいる、なんともいえない人間の世の中。
事故を起こした22歳の青年には、これから重い重い人生が待っています。いつの日か、子供を失った両親に心から許しを得られるよう、真摯な人生を歩んでほしいと思うだけです。勿論罪を償うことが先ですが。
今日はこの辺で。