昭和天皇と靖国神社

昭和天皇靖国神社へのA級戦犯合祀に不快感を示していた証拠となる、元宮内庁長官のメモが見つかり公表されました。これを読むと、明らかに昭和天皇は松岡、白鳥両氏の合祀を快く思っ亜ていなかったことが読み取れます。東条等他のA級戦犯についてどう思っていたのかははっきりとは読み取れませんが、松平宮司を批判しているくだりを読むと、A級戦犯全員の合祀について快く思っていなかったことが伺われます。
この報道が流されたときに思ったのが、誰が、どういった判断で報道したかと言うことです。このスクープは日経新聞がものにしたようですが、誰がどういった意図で日経新聞にこのメモの存在を明らかにしたかという点が明らかになっていません(私の知る限りは)。このメモは明らかに靖国参拝反対派、あるいは分祀派、別の追悼施設推進派を勢いづかせるものです。総裁選を間じかに控えて、こうしたメモを公にする意図はどこにあるのか?誰が意図したのか?誰が日経に流したのか?真相が知りたいのですが、誰か情報があったら教えてください。
もし仮にこのメモの存在が6年前に明らかになっていたら、小泉さんは靖国に参拝していたでしょうか?今でこそ、誰が何と言おうと「個人の心の問題です」と言っている小泉さんですが、これは意地を張っているだけで、こうした事実が最初から分かっていたら参拝はしなかったのではないでしょうか。
福田さんは次期総裁選には出ないようです。これで安倍さんは一層楽な展開となりました。そして、このメモが明らかになったことで、靖国参拝肯定派の安倍さんも参拝しない口実ができたのではないでしょうか。おそらく安倍総理靖国は参拝せず、アジア外交の再構築に動く、こんな読みは浅いでしょうか?
今日はこの辺で。