たいようのうた観賞

金曜映画の日、今日は「たいようのうた」観賞。主役のシンガーソングライター、YUIさんは、未だデビューして間もないようですが、映画の主役もこなし、大変な才能の持ち主のようです。恥ずかしながらロック系の歌手には縁もゆかりもなく、映画で初めて知る方でした。
太陽の紫外線を浴びると死にいたる病を持つ少女と高校生の純愛を主軸にして、最後は死んでしまう少女の悲しい物語なのですが、YUIの美しい歌声が前編に流れる、なかなか味のある映画でした。なんといってもいいのは岸谷悟郎のお父さん。娘を失う悲しい父親を表情豊かに演じていました。そして主人公の恋人役の高校生のいかにも人が良くて純情そうな演技。ほんのりさせてくれました。
本来であれば不治の病を抱えた悲しく、暗いストーリーで、定番のお涙頂戴の映画となってしまうところですが、YUIの歌声と役者の演技が映画自体を暗くはしていません。ただし、私を含めて館内の多くの人がハンカチを出して目頭を拭いていました。一度涙が出るととまらなくなるのが涙腺。
さっぱりとはしていますが、やっぱり涙が出る、そんな映画でした。
今日はこの辺で。