首脳会談の行方

安倍首相誕生2週間で日中、日韓首脳会談が開催される運びとなりました。小泉さんの靖国神社参拝以来途絶えていた首脳会談が漸く実現することになり、今週末の会談の結果が非常に注目されます。安倍さんがああ 今まで靖国神社参拝について肯定的な立場を採ってきたことは中韓とも十分承知のはずですが、首相になってどういう行動に出るか、あるいはどういう考えを表明するか、大変に注目されます。そういう意味で、こんなに注目される首脳会談は久しぶりでしょう。安倍さんも決して馬鹿ではないので、また同じように安倍政権では相手にできない、といったことにはならないでしょうが、うまく乗り切れるか?一つの正念場でしょう。
それにしても靖国神社が何故そんなに大事なところなのか?国のために死んでいった軍人、軍属を祭るところがそんなに大事なのか?「?」をつけたのは純粋に不可思議だからです。確かに戦争でなくなった軍人は国の犠牲者ですが、国の政策のために亡くなった人や虐げられた人は軍人ばかりではありません。また、国の発展のために命を縮めて尽くした人だっているはずです。そういった人は抜きにして、ただ戦争で亡くなった軍人、軍属だけを特別扱いして、特に政治家がお参りするのは、何かパフォーマンスが感じられて仕方がありません。政治化を辞めた人も、その後ちゃんと毎年お参りしているか、誰か追跡調査でもしてみてはいかがでしょうか。面白い結果が出るかもしれません。政治家になったら靖国神社にお参りしなければならない、というようなおかしな風潮があるような気がしてなりません。
今日はこの辺で。