映画2題

昨日、今日と映画2本の観賞。
昨夜は税理士の「飯塚事件」を描いた「不撓不屈」。飯塚事件なるものも初めて知りました。TKC全国会という名称は、最近盛んにTVコマーシャルで聞きますが、TKCの創設者でもある飯塚毅の税理士事務所が国税局に徹底的にいじめられる物語。最後は裁判に勝利するのですが、大変に地味な映画であり、懐かしい社会党の代議士を正義の味方にした映画でした。原作者の高杉良経済小説でおなじみですが、彼の小説自体は、全体的に深みがなく私はあまり好きではないのですが、経済界のテーマを読みやすく小説にあらわす第一人者であることは認めます。今回の映画は、あまりにも飯塚を聖人君子として描いており、何か池田大作を描いた「人間革命」を思い出した次第です。
今日は久しぶりに妻と一緒に「花よりもなお」を観賞。私も恥ずかしながら先日50歳の誕生日を迎え、夫婦50割引の対象者となってしまいました。窓口で免許証を見せてチケットを買うのも、何か変な感じがしました。自分が子供の頃は50歳の大人といえば相当の爺さんに見えたものです。そんな爺さんに自分がなってしまったのです。貫禄も何もない、真に恥ずかしい50歳の青年です。穴があったら入りたい気分。
さて、映画のほうは元禄時代の粗末な長屋を舞台とした喜劇調のお話。親の敵を討つために江戸に出てきた若い侍が、この長屋で暮らすうちにあだ討ちよりももっと大切なものに気づく姿を喜劇タッチで描いていました。画面が全体に暗いのが残念でしたが、笑い声も聞かれる楽しい映画。是非お見逃しなく。
映画のあとは、これも久しぶりに妻との昼食。あまり一緒に出歩くことがないので、面と向かって外で食事すると照れてしまいます。
今日はこの辺で。