クールビズの始まり

2年目のクールビズの季節がやってきました。ノーネクタイは真に爽快で気持ちがいいもの。今日はたまたま30度の真夏日になると言うことで、大変タイミングのいい日になりました。小泉総理も原則ノーネクタイで執務するとのこと。やはり国のトップが率先すれば普及するもの。かなりお堅い会社でもすっかりノーネクタイが定着しそうです。
クールビズによる経済効果が1,600億円ぐらいになるとの予想を目にしました。Wカップサッカーの経済効果が日本では500億円だとか、いわゆる経済効果という言葉をよく耳にします。銀行や証券会社などの研究機関がはじき出す数字ですが、よく見るとかなり差があります。新聞はほとんど1社しか数字を出さないので見過ごされがちですが、どうやって計算しているのでしょうか?その根拠となる数字はあまり公表されません。我々見聞きする側から見ると、それがあたかも絶対的に正しい数字のような間隔を持ってしまいます。そしてイベントが終わって最終的にはこれだけの経済効果があったとの報告記事もあまり目にしません。勿論計算する側からすれば、根拠となる数字があって、統計学や難しい計算等を駆使して割り出すのでしょうが、そこには必ず算出者の主観が入り込み、結果的にはきわめていい加減な数字となることも予想されます。こういうことは、いつも頭に入れておく必要があると思います。
最もいい加減なものとして、官僚が割り出す予測数値があります。本四連絡橋が開通すれば、通行車両台数が1日○○台あり、通行料収入が△△円得られ、××年で元が取れる、なんていうのがありました。これで我々は何度騙されてきたでしょうか。クールビズの経済効果数値が外れても大きな問題にはなりませんが、通行料予測や収入予測が外れたら大きな損失となるのです。この辺の疑い深い目をみんなが持つようになることが必要なのではないでしょうか。
今日はこの辺で。