永田議員の弁明

衆議院懲罰委員会で22日に永田議員の弁明があり、今日24日、弁明に対する質疑が行われました。「弁明」とは非常に高尚な言葉です。何故高尚かと言えば、「ソクラテスの弁明」という言葉を思い浮かべるからです。ソクラテスは、自分を陥れる輩に対して、法にのっとって論破し、自らの正しさを訴えました。正に高尚な弁明であります。永田議員はどうか?彼を貶めたのは「西沢何某」という元記者であります。週刊誌の記事によれば、問題ばかり起こして大手週刊誌を追われ、誰からも相手にされないような記者だとか。しかし、高級車に乗り女性をはべらせ、たいそうな生活をしているような人だそうです。会社の役員にも名を連ねているとのこと。日本人はとかく役職とかに弱い人種であるため、「雑誌を発行している会社の役員」なんていうと、つい信じ込みやすいものです。しかし、疑ってかかるべき国会議員がころっと騙され、この体たらくを招いている責任はきわめて重大な過失であります。したがって、永田議員の「弁明」は騙された愚かな男の「言い訳」にしかならないのです。そして彼は、今日も議員を辞めないとの見解を示しました。これからの活動で失われた信頼を回復することに意義があるとの「言い訳」であります。「弁明」などと高尚な言葉は似合わないと感じるのですが。
彼はメール提供の対価は払っていないと言いました。ただ、彼のインタビュー記事が乗った雑誌を40万円で購入し、支援者に配ったとのこと。政治家の世界はよく知りませんが、普通は原稿料をもらってもよさそうなものを、逆に購入して結果的に資金提供した形になっていることに問題ないのでしょうか。結局は政治ゴロに引っかかっていただけなのではないでしょうか。永田議員の東大卒の立派な頭脳でもう一度よく考えてほしいものです。
今日はこの辺で。