「桜を見る会」改め「芸能人を見る会」

総理主催の「桜を見る会」の実態が暴かれ、来年は中止と相成りました。

ユーチューブで会の様子が撮影されており、それを拝見したのですが、あんな会に行って面白いのか?と思うのは私だけでしょうか。功績・功労があった方普通はそのお顔もなかなかメディアには映らず、18,000人の参加者のうち2/3以上が功績・功労のない一般の方とすれば、彼ら一般人のお目当ては有名な芸能人のお顔を見ること。桜よりも、「あ!誰々さんだ、素敵!」てな調子で夢中で有名タレントをターゲットにするのではないかと想像できます。

たまたま私が見たユーチューブの映像には、石坂浩二由紀さおりさんが映っていましたが、今回の騒動で迷惑しているのではないかとも想像できます。彼らはおそらく、次回以降、招待されてもいかないのではないかと思います。

そんな訳で来年は中止と相成りましたが、もし実施したとしても。これだけの騒動になってマイナスイメージの会となれば、まず功労・功績のあった方はほとんどが辞退するのではないかと思われます。もちろん与党支持者・関係者はもう呼べないでしょうから、来るのは芸能人と選挙とは無関係な市井の方々。であれば堂々と「芸能人を見る会」にすればよいのではないかと思います。

政府は1年間検討して再開するとは言っていますが、皇室の方、功績・功労のあった方の大部分がイメージダウンの会には出席を辞退し、選挙対策のための与党関係者も呼べないのであれば、全く存在意味がなくなり、ジ・エンドが妥当な判断。

官僚の方も、これでようやく、こんなくだらない行事のために汗をかくこともなくなり、大喜びのはずです。

それにしても、安倍・菅の答弁は全く持って嘘・隠ぺいばかり、官僚もまたこんな嘘はつきたくないのに、政権が怖くて子供だましの嘘ばかり。

参加者名簿は廃棄した、シュレッダーが開かなかったから5/9に廃棄した、個人情報管理が大変だから、前夜祭の懇親会の見積もりも何もなし、取りまとめは内閣官房内閣府だから、推薦者は関与なし。こんなバカバカしい答弁を言っている政治家本人も、それを言わされている官僚も、ほとほと自分が嫌になるのではないかと思うのですが。

でも、こんな答弁でまかり通ってしまったのがモリカケ問題。日本ははたして民主主義国家といえるのか。司法も全く政府相手には無力、というより政府に加担するありさまで、三権分立は名ばかり。

ここで一句 「八重桜 見られて悲し 明日に散る」

今日はこの辺で。