映画「悲しみにこんにちは」、「ワンダー」

久しぶりのギンレイホールでの映画鑑賞。本日はスペイン映画「悲しみにこんにちは」とアメリカ映画「ワンダー」
両方の映画とも子供が主役ということで、年齢層の高いお客さんの多いギンレイホールはさすがにいつもほどの盛況ではなく、空席も見られました。
前者のスペイン映画は、突然に両親を失った小さな女の子がおじさん夫婦の家に預けられ、生活するもののなかなかなじめない様子を描く。決して虐待などはなく、普通に接する叔父夫婦がかわいそうになるほどにわがままな女の子。私にはこの映画の良さは全く理解できませんでした。
後者の「ワンダー」は、病気のために異形の顔に生まれ、何度も手術を重ねたものの、見た目が異形の主人公の少年と家族、学校の友達との感動的な触れ合いを描く作品。この映画は前者とは違って、素直にその面白さに感動しました。人間の顔というのは、「美人は3日で飽きる」という言葉があるように、慣れてしまえば特別なものはなくなってしまう。美人の逆でも全く同じ。この映画を観ていても、少年の顔に最初は違和感を覚えるが、時間がたつと全然違和感がなくなります。彼は幸せな家庭に育ち、ちゃんとした教育を受けた少年。意地悪をする少年の顔が、逆に見苦しくなる感覚を覚えました。
きれいな心を持った人こそが本当の「美しい人」を証明してくれる映画でした。
今日はこの辺で。