映画「ビューティー・インサイト」「最愛の子」

2週間に一度の飯田橋ギンレイホールでの映画鑑賞。6月18日は韓国映画「ビューティーインサイト」と中国映画「最愛の子」のアジア映画2本立て。
「ビューティーインサイト」は、睡眠して目覚めるたびに姿かたちが別人になってしまう家具職人の男と、家具屋さんに勤める美人女性との恋愛を描く。時にはイケメンに、時には中年のおじさんに、そして時には女性にもなってしまう主人公。主人公は毎日顔形を変えるため、一定しません。それに反して女性はずっと同じ。これでは結婚は難しいでしょうが、そこは映画の世界。最後はハッピーエンド?
荒唐無稽な話ですが、違和感なく見れました。
「最愛の子」は、中国の一人っ子政策への痛烈な批判と、生みの親、育ての親の問題を提示しています。
最近中国も一人っ子政策を止めたようですが、この政策の弊害として、子供の価値が大きくなったこと、もし子供がいなくなってもすぐに子供を産めないことなどです。この結果、子供誘拐が多発し、社会問題にもなっているとのこと。深圳という都会に住む男の3歳の子供が誘拐され、3年後に農村で発見されます。
子供は6歳になっていますが、すっかり誘拐犯の妻になついてしまっています。男の苦悩と別れた妻との葛藤など、複雑な人間関係を描く中で、現代中国の子供政策への批判を描きます。決して暗い感じではなく、エンタテイメントとしても楽しめる作品となっていました。
今日はこの辺で。