北京よさらば

2週間のスポーツの祭典、北京オリンピックが無事終了しました。大会期間中は、少なくとも北京では何も悪い事件は起こらず、また世界的にも重大事件が発生せずに何よりでした。
チベット騒動から不穏な空気が広がり、聖火リレーが一部中断するなど、直前には悪い情報が流れました。更には、四川大地震の発生や北京から追い出された地方の出稼ぎ労働者、取り壊し住宅から強制退去される住民の不満など、オリンピック開催に悪影響を及ぼすような事象もマスコミで騒がれ、どうなるかと思いましたが、無事終了して何よりです。
日本の成績はこんなものでしょうが、気になった点が二つ。
一つは、メダルがかかった試合での韓国戦にはほとんど敗れ去ったこと。野球しかり、卓球しかり、バトミントンしかり。(もっとあるはず)
二つは、世界とのどうしても縮まらない、あるいは開く一方の差。
今日の男子マラソンでの驚異的なスピード決着がその象徴です。日本が勝負になるのは、柔道、レスリングなどの伝統的な個人競技と体操などの採点競技。球技はことごとく歯が立ちません。唯一ソフトボールと野球は世界的に普及が遅れていることから通用しますが、次回ロンドンでは競技がありません。
今日のマラソンの佐藤選手は2時間40分かけて完走しました。完走者の中では最下位で。このタイムは日本の女子以下。彼の完走は意義あることなのか?
今日はこの辺で。