映画「ケレイジーハート」、「ザ・ロード」

三軒茶屋で映画二題鑑賞。
一本目は「ザ・ロード」。人類が滅亡するほどの何か?があった後の父親と息子のロードムービー。一般のロードムービーとは違う、何の救いもない旅。「何か」が何なのかは明かされないまま、只ひたすら暖かい南の海を目指して、灰色の街や枯木野原をさまよい、ようやく海に着くものの、海も灰色世界。
親子の絆、人間の善悪、サバイバルを描いているのでしょうが、どうもいまいち主題がはっきりしません。最後には父親が死に、幼い息子はどうなるのか?善人らしき親子に出会うものの、その先に希望があるのか?
もう一本が「クレイジーハート」。ジェフ・ブリッジス演じるかつてのスター歌手、今では落ちぶれてドサ廻り、おまけにアル中の主人公が、女性記者とその息子に出会い、人生をやり直そうとするのですが。
なかなか酒はやめられず、ついには・・・
今の日本社会は「無縁社会」になりつつあるといい、昨日、今日とNHKで特集番組を組んでいますが、特に男が年老いて無縁になることが多いようです。そんなアメリカ版を思い起こさせる映画。果たして彼に有縁がおとづれるのか?
今日はこの辺で。