折原一「疑惑」

折原一「疑惑」読了。表題作を始めとして5編の短編集。
「偶然」。振り込め詐欺をうまく利用した家政婦の犯罪。全く読めませんでした。
「疑惑」。引きこもり少年と放火魔。誰もが疑う等式でしたが、実は意外な犯人が。
「危険な乗客」。新宿駅発23:09「ムーンライトえちご」新潟村上行き快速電車。こんな電車が本当にあるのかは不明ですが、その電車に乗り込んだ二人の女が実は?
「交換殺人計画」。交換殺人は動機が無いことと、アリバイがあることから、完全犯罪とされていますが、さて結果はいかに。
最後は「津村泰造の優雅な生活」。どこかで聞いたよな題名。その優雅さとは、振り込め詐欺にも悪徳商法にも負けないしたたかな生き方にあり。
読んでいて度々虚を突かれる不思議な作品でありました。
今日はこの辺で。