信州、東北旅行記3

大人の休日倶楽部パスを利用した旅行の3日目。信州から離れて今度は東北宮城の奥松島への旅。
わらび温泉を9:25発のバスで須坂へ。須坂発10:20初の長野電鉄特急に乗り込むとびっくり仰天、席が満杯。何度かこの特急には乗ったことがありますが、こんなことは初めて。乗客の多くが外国の方々。そうか、地獄谷の猿か。温泉に浸かる猿はよほど外国人が好きなようで、観光客が増えているとは聞いていましたが、電車が満杯になるとは。地元観光業関係者、長野電鉄はホクホクでしょう。
長野まで20分少々の時間立つことに。
長野からかがやき号、大宮乗換つばさ号で仙台、仙台から仙石線野蒜駅着が14:52.本日の移動時間5.5時間。やっぱり新幹線は早い、時間距離をすごく短くしてくれます。野蒜駅で民宿の送迎車で本日の宿へ。
奥松島宮戸島は東松島市ですが、震災時には死者が一人も出なかったとのこと。東松島市自体は死者行方不明者が1,152名で、人口比2.68%だったのですが、宮戸島の当時の人口が950名ぐらいだったため、一人も死者行方不明者が出なかったのは奇跡的。
本日の民宿は月浜地区の「汐さいの宿ちどり館」。月浜地区の当時の民宿はすべて津波にのまれて流され、ご主人夫婦も4年間の仮設住宅住まいを余儀なくされたとのこと。それでも、この地区の方は同じ仮設住宅に住み、民宿の再建もされました。近所に数件の民宿が建っていますが、みんなきれいに再建されています。今は冬場で宿泊客は私と、もう一組3人組だけでしたが、昼間には宴会予約が入るなどしているとのこと。ここは温泉ではないのでお風呂は普通のお風呂ですが、意外と大きな浴槽でゆったり入れました。
さて、ハイライトは夕食。海岸の民宿で海の幸をふんだんに使った各種料理がこれでもか、これでもかというほどたくさん出てきました。釜石の宝来館も素晴らしい海鮮料理でしたが、こちらは主に量で勝負。もちろんお味も一級品。残しては失礼と思い、何とか平らげましたが、その分ビールは半分飲めませんでした。中でもわかめのしゃぶしゃぶは絶品。ご主人に在庫があれば分けてほしい旨話すと、翌日は袋いっぱい、ただでいただいてしまいました。
ご主人に駅まで送迎してもらいましたが、やはり子供が少なく、若い人は仙台や都会に出て行ってしまうとのこと。豊かな自然の恵みに頼る漁業・観光業では魅力がないのか。ご主人夫婦もいずれは後継で悩むのでしょうが、できるだけ頑張ってもらいたいものです。
最終日は今まで行くことがなかった乳頭温泉鶴の湯の日帰り温泉。人気スポットだけあって、雪降る中たくさんの方が入浴していました。広い混浴露天風呂はやはり最高。これで乳頭温泉のうち5湯は制覇。
田沢湖駅15:37発東京行きで帰路につきました。
今日はこの辺で。