北京オリンピックはどうなるか

オリンピックの聖火リレーが騒動を巻き起こしています。今回何故長野が聖火リレーの場所に選ばれたのかよく知りませんが(おそらく長野オリンピックを開催したから?)、これだけの騒動になるとは誰も予想はしてなかったでしょう。長野県警は相当の出費に泣いているのでは。
チベット騒動がこの時点で起きたということは、おそらく政治的な意味があるのではないかと、誰もが思うことでしょうが、これに対してやはり国際世論が人権問題で反応してしまいました。
チベット問題は中国共産党政権にとって最も触られたくない部分です。かつては独立国家であったチベットを1950年代に制圧し、ダライラマ14世は亡命を余儀なくされました。その後は中国人がチベットに入植し、チベット人は最早少数派になりつつあるとも言われていますが、そうなればなるほどチベット人は蔑まれ、被支配民族としての屈辱を味わうことになりました。そしてこの怒りが北京オリンピックという、絶好のアピールの場で噴出したというのが今回の騒動でしょう。
パレスチナ問題と同じく、既にチベットには中国人が多数入植し、後戻りできない状況になりつつあります。結局中国のにおけるパレスチナ問題は、今後も長い民族闘争を繰り広げることになるのでしょうか?それではあまりにも悲しいといわざるを得ません。
今日はこの辺で。