北朝鮮は変わるのか

6カ国協議が一応の合意を見て、今後は5つの部会で具体的な問題が話し合われることになったようですが、新聞、テレビでの専門家と称する方々、あるいは政治家の方々の意見はいろいろのようです。結局10年まえの米朝の枠組み合意のように、いろいろ難癖をつけて北朝鮮は核開発を隠密裏に行い、援助だけを受けようという魂胆ではないか、といった意見が相当多いような気がします。核に関しては勿論ですが、拉致問題に関しては全く話に乗ってこないのではないか、といった意見が支配的です。駄々っ子のように要求だけして、後は知らん振りとならないような監視体制が望まれます。
それにしても北朝鮮から流れてくる地方の映像は惨憺たるものがほとんどです。撮影自体がどのように行われているのか、ほとんど明かされませんが、昨年夏の洪水被害で家を失った家族の悲惨な生活ぶりがサンデープロジェクトで映し出されていました。日本では過去のものとなった牛車が写っていましたが、あれが北朝鮮の地方の姿なのか?ぞっとするような光景です。
それにしても、よく国家として存続しているものだと、半ば感心する思いです。日本国憲法には、「国民は健康的・文化的な生活をする権利がある」とうたっていますが、北朝鮮では「最低限の生活を我慢する義務がある」とうたっているのかもしれません。
北朝鮮をすくう道はあるのか?現政権の崩壊は間じかかも知れません。それはまた、日本にも大きな影響をもたらすに違いありません。
今日はこの辺で。