北朝鮮のごね得なのか

表題の前にコメントを一つ。東武東上線常盤台駅付近で、自殺しようと氏や女性を助けようとした警察官が亡くなりました。重体で意識が戻らないままお亡くなりになったようです。当の女性は重傷を負っていますが、命には別状がないのかどうか?
昨日の日記に書いた映画「幸福な食卓」で、主人公の女子高校生が恋人を事故で失い、悲嘆に暮れている中、家族の食卓で思わず漏らした言葉がありました。「死にたくて自殺しようとしたお父さんが生きていて、生きたい人(恋人)が死んでしまうなんておかしい」と。この映画の中で最も重い台詞だと思いましたが、今日、警察官が亡くなったというニュースを聞き、ふと映画を思い出しました。そうです。世の中には死にたいのに生きている人もいますし、生きたいのに死なざるを得ない人がたくさんいるのです。勿論、後者の方が圧倒的に多いでしょうが、昨今の社会情勢からは、前者だってたくさんいるはずです。毎年3万人以上の自殺者がいる日本では、自殺願望を持つ人や自殺未遂経験者はかなりの数に上るのではないでしょうか。亡くなられた宮元巡査部長に黙祷。
さて、漸く6カ国協議が終了しました。今回は北朝鮮が核放棄で譲歩し、見返りにエネルギー支援を順次行っていくことに合意したようです。今回の結果は北朝鮮ごね得なのか、あるいは北朝鮮以外の5カ国の粘りがちなのか?各国ともそれぞれに事情があり、妥協の産物の感はありますが、私は結局ごね得ではないかと思ってしまいます。ニュースでは各施設の全面停止とIAEA査察受け入れの後、5万トンの重油支援とありますが、北朝鮮は逆を主張するのではないか、との懸念があります。しっかり監視していかなければ、前回の二の舞になってしまう気がします。
今日はこの辺で。