自民党復党問題

昨年の郵政解散自民党を離党して無所属で立候補し当選した12名の衆議院議員復党問題が問題となり、今日12名全員が復党申請を提出したようです。但し、平沼赳夫議員だけは屈辱的な誓約書は提出できないとして提出せず、復党は見送られるようです。総選挙後の臨時国会でも郵政法案に反対票を投じ、自分の意見を押し通した立場から、ここで妥協して誓約書を提出したら男が廃ると言うもので、どうにも書けないと言うことでしょう。逆に中川幹事長は世論調査の追い風を受けて、むやみやたらと復党させたら国民の理解が得られないと言う大義名分を得て、強気に対応しています。自民党の他の議員連中は、賛否それぞれあるようですが、来年の参議院選挙や、政治家の情などを発言したりする賛成派議員は、中川幹事長の態度を相当いらだってみているようです。
安倍総理は、首相指名後の組閣と三役人事で、自民党幹事長には麻生太郎外務大臣を考えていたようですが、中川さんに落ち着いたことから、忸怩たる思いがあるかもしれません。それだけ幹事長の権限は大きいと言うことに他なりません。いずれにせよ世論の動向が復党を否定的に見ていると言う現実は大きな意味を持ちます。
さて、振り返ってみれば郵政解散参議院の否決が発端であり、参議院で反対票を投じた議員は結局大したお咎めもないままです。勿論役職停止や党内での発言力の低下はありますが、表面上の身分はそのままです。特に大きな面をして反対票を投じた中曽根弘文議員などは今どんな気持ちなのでしょうか。私としては、彼らにも誓約書の1枚や2枚書かせてもしかるべきではないかと考えるのですが。
今日はこの辺で。