安倍内閣とは何だったのか

安倍首相の辞任表明から早2週間が過ぎ、福田内閣が発足しました。この間、麻生絶対有利から、ダークホースの福田が突如として出馬表明し、麻生派を除く全ての派閥が福田で固まってしまいました。麻生は最初から負け戦が分かっていたせいか、言いたい放題言って人気を稼ぎ、最終的な票差は予想以上に少ないものとなりました。変な見方をすれば、派閥談合の批判をかわす為に、ある程度票を故意に分散したようにも見えてしまいます。そんなことは無かったことを祈りましょう。
さて、今回の人事で党3役が党4役になってしまいましたが、どうも解せません。党内第3派閥とは言いながら、古賀誠という人物は野中務のあとを継いで幹事長になった男。正に自民党の古き、かつ悪しき時代を象徴するような人間。この男のごり押しで?選挙対策の責任者を手に入れたことは、どう解釈すべきでしょう。幹事長の権限が半分以上なくなったことを意味します。古賀を選対の責任者にして自民党は本当に次期選挙で勝てるのか?全く疑問符の残る人事です。
閣僚はほとんど再任で、サプライズはなし。福田内閣が今後どういった政権運営を行うのか?しばらくは様子眺めするしかないのですが。
今日はこの辺で。