日本は医学先進国か?

通勤に使っている京王線が事故で、朝の通勤時のダイヤが乱れました。私は昨日は朝早かったので影響なかったのですが、今日は相当待たされ、乗ってから寿司詰めの超満員。めったに遅れることの会京王線ですが、人身事故では致し方なし。人身事故にあわれた方の情報はありませんが、電車の事故では生存は難しいでしょう。
愛媛県の病院で腎臓移植に際して、臓器売買が行われたことが判明しました。勿論臓器売買は許されるものではありませんが、その発覚が約束されたお金が払われなかったことに起因しているということで、まことに悪質かつお粗末。こんな形で手術が成功し、生きながらえたとして、移植を受けた人はどんな顔して生きていくのでしょう。全く理解に苦しみます。それにしても、ドナーは借金をしていてその返済+300万円で引き受けたとのことであり、悲しい事件ではあります。売血もそうですが、非常に難しい問題をはらんでいます。
さて、日本の臓器移植は他の先進国と比べて遅れているといわれています。特に心臓手術については、札幌医大の和田教授による手術依頼、死の判定が脳死か、心停止かで長い間論争があり、20年以上の遅れをとったといわれています。他の臓器移植についても法整備が遅れたり、ドナー登録が少なかったりで移植数自体が少ないため、諸外国に比べて遅れているといわれます。
生まれつき内臓疾患がある方や、不慮の事故や病気で内臓を患っている方に対しては、臓器移植で助かる道があるのであれば、その道を広げたいものです。そんな中、河野洋平、太郎父子が生体肝移植をしたことは話題になりました。普通親が子供を助けるために臓器を提供することは多いのですが、逆のケースは少ない例です。父子ともに相当悩んだ結果だと思いますが、父子の絆は一層深まったことでしょう。
私の息子が内臓を患って、移植が必要になったら、私に提供する決断ができるか?答えは書きません。但し、逆のケースとなったら、決して息子から提供を受けることはないでしょう。
今日はこの辺で。