お盆も終わり

今日で盆休みも終わり。田舎に住んでいたのが高校生までなので、特に強く感じるのですが、お盆が終わると夏休みももうすぐ終わり、気候も涼しくなって、一抹の寂しさを感じたものです。都会の生活に慣れた現在では盆休みも普通の休日と同じになってしまいましたが。
私の育った長野県では、夏休みが8月の3週間ぐらいしかなくて、都会の子供が羨ましかったことを覚えています。夏休みが短い代わりに、春秋(田植えと稲刈り時期)の農繁休業と2月の極寒期に寒中休みがありました。ほとんどが農家ですから農繁休業は家の手伝いをさせられ、子供としては面白くありません。だから余計に都会の子供が羨ましかったのでしょう。しかし、これも今となってはいい思い出。今では休みに家の手伝いをするという週間もなくなってしまいました。これは田舎も都会も同じで、残念なことです。
これに関連して、テレビで森前総理が久しぶりにいいことを言っていました。今の国会議員の多くが2世3世で、都会で裕福に育ち、田舎の苦労を知っている人が少なくなった。これは、地方の痛みを肌で理解する議員が少なくなっていることであり、大変に憂慮すべき事態であると。小泉さん然り、谷垣、麻生、安倍議員然り。勿論地方の痛みばかりではありません。都会の下町の庶民の思いや、中小零細企業の苦労も理解する人が少なくなっていることは間違いありません。こうした状況では、日本の先行きが思いやられるのも当然です。
今日はこの辺で。