停電事故

14日に箱根に行ってきたことは書きましたが、あの日自宅最寄り駅に着くと、エスカレーターが止まっていました。駅の中の商店の明かりも消えていたので停電は分かったのですが、京王線小田急線とも平常に動いていたので気がつきませんでしたが、帰宅して大停電があったことを知りました。クレーン船のクレーンを上げたまま送電線に衝突してしまったと言う、信じられない事故。警察の調べが進んで、乗員3名のうち2人は、過去にここを通った経験があったとのこと。にもかかわらず、今回送電線に気がつかなかったと言うお粗末さ。
今回の停電でエレベーターに閉じ込められた人は直接の被害者ですが、他にも株取引をしていて停電にあったり、商談に遅れたり、生ものを腐らせたりと、ニュースにならない損害が相当あるはずです。こうした損害に対して、電力会社は賠償義務を負うことはないでしょうが、事故を起こした建設会社は今後どういった対応をするのか。電力会社に来た賠償を建設会社にするのか?それにしても、人間の頭ほど頼りのないものはないと痛感します。3人いた乗員がある一人の命令か何かでそれに頭の大部分が占領され、送電線のあることを忘れてしまう危うさ。
一つ提案は、送電線の電線はアルミで、曇天には目立たないことは確かです。電線に目立つ色の被覆をするとか、鉄塔を真っ赤にペイントするとかの工夫があれば事故が防げたかもしれません。
大都会の大停電。めったに起こることがないことですが、備えは万全にするに越したことはありません。
今日はこの辺で。