秋の北陸旅行記

10月15日(日)~18日(水)、3泊4日の方陸旅行に妻と一緒に赴く。私の体調がいまいちで、直前まで個人的には迷った部分もありますが、妻が楽しみにしていた旅行であり、何とか踏ん張って挙行しました。

大人の休日倶楽部北陸は少々お高いものの、通年実施しているパスで、今回が二度目の利用。

初日は福井県三国温泉北陸新幹線かがやき号に乗るのは初めてで、2時間半で金沢到着。金沢で乗り換え時間があったので、駅で一休み。タクシー乗り場を見ていると、皇宮警察の方が警備しており、SPと思われる人も混じっています。後で分かったのですが、天皇陛下御夫妻が金沢で開かれている国民文化祭に参列するとのことで、ご夫妻は既に到着して車で立ち去った後の様子でした。翌日金沢に戻ってきて旅館に向かう途中では、日の丸を持ったたくさんの人たちが沿道に待ち構えており、ご夫妻の帰京を見送る様子も見ました。

さて、金沢で名古屋行き特急に乗り換えて芦原温泉下車。芦原温泉駅からバスで東尋坊へ。途中雲行きが怪しくなり、東尋坊到着寸前まではどしゃぶりの雨と強い風。幸運にも東尋坊に到着したときは小雨となっており、散策時は雨もあがって、来た甲斐がありました。東尋坊の柱状節理を眺め、昼食をとり、再びバスで逆戻り方向の越前松島水族館前下車。停留所近くの本日の宿泊宿「いそや」さんに荷物を預け水族館見学。当日は日曜日とあって子供ずれの入館者が多く見られました。かなり広い水族館でペンギンの可愛い行列を見て退館。いそやさんにチェックインして、三国温泉と海の幸を堪能しました。

翌日は再び金沢に戻り市内散策。2年前は兼六園金沢城・美術館・武家屋敷の散策でしたが、今回はひがし茶屋街が中心。月曜日ながら、茶屋街にも大勢の観光客。特に若いカップルと外国人が多いのにはびっくり。貸衣装の着物姿も目立ちました。北陸新幹線開業は金沢一人勝ちの感がありますが、改めてそれを実感。ひがし茶屋街のカフェで昼食代わりのスイーツとコーヒーを飲食し、ひっそりとした主計町茶屋街、近江市場、図書館を経由して金沢駅へ。本日の宿泊地湯涌温泉行バスに乗り、「あたらしや」さんに到着。早速温泉に入り、お箸でいただくイタリアン料理を食して二日目終了。

三日目はバスと新幹線で移動して富山駅到着。3年前に食べた白エビの天丼が忘れられず、今回も路面電車に乗り片瀬海岸へ。「政太郎」さんという、昼食だけの畳敷きのお店に入って白エビ天丼を味わいました。予定より時間が過ぎてしまい、急いで富山駅へ。富山から本日の宿泊地である氷見市の島尾へ。島尾駅で下車して駅ぞばにある海岸沿いの「あさひや」さんに到着。木造二階建ての立派な建屋の中はリニューアルされ、清掃も行き届いた清潔な旅館。部屋食だったのですが、無理を言って食堂の椅子・テーブル席での夕食をいただきました。海岸近くということで船盛のお造りとカニを堪能しました。

最終日は高岡市内散策。氷見線越中中川駅で下車し、高岡古城公園、高岡大仏、山町筋、瑞龍寺と散策しました。山町筋の賑わいを期待したのですが、全くの期待外れ。高岡市内のシャッター街はすさまじく、全く活気がありません。地方都市は郊外の大規模ショッピングセンターに人も金も移動していますが、高岡もその典型でしょう。瑞龍寺は国宝の名に恥じない見事なお寺でした。瑞龍寺から新高岡駅まで歩き、新幹線つるぎで富山下車。買い物とお茶で時間をつぶして、かがやき号で帰路につきました。

今回の旅行中も体調は万全ではなく、結局アルコールは口にできず、ノンアルコールビールでの夕食。ただ、ノンアルコールビールは今まで飲んだことがなかったのですが、ほとんど味は本物のビールと変わらず。これは新発見で、今後は家でもノンアルコールを中心にしていこうかとも思っています。

とにかく妻が満足してくれたので、行ったかいがありました。

今日はこの辺で。