2023年9月信州田澤温泉旅行

9月7日(木)~8日(金)の一泊二日で信州上田の田澤温泉に妻と一緒に小旅行。

昨年は上田の別所温泉に行きましたが、今回は青木村にある田澤温泉という静かな温泉。田澤温泉という名前さえ知らなかったのですが、じゃらんで検索しているうちにたどり着いた、文化財でもある木造3階建ての高楼が魅力のますや旅館さんに惹かれて行ってみることに。

上田には11:52分着の新幹線で到着し、昼食と散策の為、旧北國街道の街並みが残る場所に徒歩で向かう。そこは古い木造家屋が並ぶ、上田の観光地の一つで、蕎麦屋さんや酒蔵、カフェなどがあり、お目当ては酵母パンのお店のワンプレーとランチだったのですが、残念ながら今日から夏休みで閉まっており、カフェでコーヒーとケーキのセット。リンゴのタルトでしたが、これがなかなかのお味。手作り感を味わえました。その後図書館を経由して駅に戻り、駅前から懐かしい千曲バスの乗って青木村へ。懐かしいと言ったのは、自分が育った佐久地方では千曲バスだけが走っており、上田にも路線がありました。驚いたのは、そのバスがamazonの宅配物などを運んでいたこと。こうしたバスに乗るのは初めてでした。

宿の送迎車で5分ほど走ると、両サイドを山に囲まれるように温泉街のある田澤温泉に到着。この温泉旅館は文化庁から文化財に指定されており、特に島崎藤村が泊まった部屋が当時のまま残されているのが一つの売り文句。チェックイン時に、藤村の部屋が本日空いているので泊まりませんかとのご提案。それではお言葉に甘えてと、藤村の部屋に宿泊することに。昔のままという言葉通り、大変歴史を感じるお部屋で、藤村を偲びながらの宿泊となりました。勿論トイレ等の水回りは現代風で不自由はなく過ごせました。

夕食・朝食はいずれも地元食材を中心とした、大変美味しい調理で、大満足。

旅館のご主人の悩みは、文化財指定されても金銭的な支援があるわけではなく、逆に勝手に手を加えられないという悩み。部屋数もそこそこあり、規模も大きく、メンテナンスには相当ご苦労されているようでした。

翌日は小諸の懐古園と軽井沢に立ち寄り、散策したのですが、台風の影響で雨が降り続き、気温も下がって半袖では寒いほど。15:35軽井沢発のあさま号で帰路につきました。

今日はこの辺で。