2022年4月東北・信州温泉旅行記

大人の休日倶楽部パスを利用した温泉旅行旅を4月14日(木)~17日(日)の3泊4日で行ってまいりました。

今回の温泉地は、秋田の日影温泉、新潟の瀬波温泉、信州の湯田中温泉

東北地方での地震の影響で東北新幹線が一部不通になっており、全線復旧が4月末ごろとのことだったため、予定変更し新潟周りの新幹線の朝6時の列車の指定をとったのですが、幸運にも14日から全線開通となったため、東京7:16分発のはやぶさ号で新青森経由、弘前に昼の12時に到着。昨年も同じ時期に弘前に来て、ほぼ満開の桜を弘前公園で満喫したのですが、今年は残念ながらつぼみ常態。昨年が異常に温かかったのでしょう。

丁度昼時なので、昨年と同じく藤田記念公園内にある大正浪漫喫茶室で昼食。大正ロマンというだけあって、外観・店内とも情緒があり毎年来たいところ。セットのランチをゆっくり食べて、いざ公園内へと外に出ると雨が降っていました。今年は桜も咲いておらず公園内の散策は諦めてタクシーで弘前駅へ。駅内の喫茶で時間をつぶして、各停で奥羽本線陣場駅下車。日影温泉の送迎車で温泉に到着。かつて日影温泉は「日本秘湯の会」に入っていて、10年程前に一度宿泊したことがあるのですが、今は経営が代わり、かなりハイクラスの旅館に生まれ変わっていました。建物自体はそのままなのですが、内容が一新されて、非常に優雅な空間となり、部屋も広々として居心地満点。10年前に付近を散策したことから、今回も妻と一緒にハイキングコースへ。ところが、なかなか下へ降りる道にたどり着けず、妻はおかしい、おかしい、戻った方がいいよと盛んに不安がります。そしてついに道がなくなる場面に遭遇。妻の言う通り急いできた道を戻ることに。行は私がハイペースで歩いたのですが、帰りは妻がすいすい走るように歩き、攻守逆転。以後今回の旅行では妻に頭が上がらない立場となってしまいました。

さて、日影温泉の新しい経営者は割烹を営む方らしく、料理旅館のような豪華な食事が供され、食事と白濁の温泉には大満足。また来たい旅館です。

2日目は碇ヶ関駅まで送ってもらい、碇ヶ関から羽越線で秋田、秋田からは各停で酒田、酒田から再び特急で村上駅村上駅から旅館送迎車で瀬波温泉「吉田や」到着。弘前の桜はまだ開花前でしたが、南下するに伴い次第に桜が咲いてきて、瀬波温泉では丁度満開。南北の気温差の違いが鮮明に感じられます。若干の雨模様の天気でしたが、海岸へ散歩。金曜日の4時前なのでまだお客さんもほとんど見かけません。新潟県もコロナ感染者が直近で最多を更新するなど、まだまだコロナの影響もあるようです。

吉田やさんは瀬波温泉にあってはこじんまりした旅館ですが、家族的な経営で、親しみのあるおもてなし。貸切風呂にも自由に入れるので、温泉を満喫。お料理もおいしくいただきました。

3日目は村上から特急で新潟、新潟から高崎経由長野、長野から長野電鉄で終点の湯田中へ。渋温泉は過去に2回来ていますが、湯田中温泉街は初めて。「加命の湯」さんは、湯田中では最も小さい旅館ということで6部屋のみ。ただ、こちらの旅館は、湯田中の代表的な温泉旅館である「よろずや」の姉妹店ということで、外観は木造で古い感じがしますが、お部屋はとてもきれいでモダン。夕食は歩いて2分の「よろずや」でいただく趣向。個室が用意され、一品一品提供されるお料理は、どれもこれも満足。朝食は「加命の湯」の広間でいただくのですが、料理はよろずやから運ぶとのこと。朝食は3泊の中でここが最高でした。また、よろずやのお風呂も無料で入ることができ、特に「桃山の湯」は文化財に指定されているお風呂。翌日の朝入浴したのですが、露天風呂と内風呂のスケールの大きさと趣に圧倒されました。この入浴を経験しただけでも、儲けもんでした。

初日に山をハイキングした影響か、翌日から3日目まで足・腰が痛くて、階段の上り下りも手すりに掴まってやっとの常態。最終日は長野善光寺の御開帳見学の予定を私一人は諦めると思いましたが、一晩眠ってずいぶん回復していたため、善光寺へ。日曜日でもあり、さすがにたくさんの人が詰めかけていました。さすがに、これだけ人が集まれば、長野県もコロナの感染が多いはず。

長い行列もできていたため、お参りだけして中には入ることなく、そばを食べて帰路につきました。

今回の旅行は、私の体調面の不調で100%ではなかったですが、宿泊した旅館での食事・温泉・もてなしは、いずれも素晴らしく、大満足でありました。

今日はこの辺で。