真冬の温泉旅行

1月は毎年恒例の大人の休日倶楽部パスを利用した「真冬の温泉旅行」挙行。最大級の寒気が迫る直前の1月20日~23日の三泊四日の旅。真冬なので日本海側や岩手以北は敬遠し、宮城の松島温泉、ずっと下って伊豆半島下田の須崎海岸、そしてしめは信州上田の別所温泉が今回の目的地。

初日は8:20東京発のはやぶさ号に乗り、先代乗換石巻へ。石巻は震災直後の2011年6月に初めて訪れ、その後2回立ち寄っていましたが、今回が4回目。町はすっかりきれいになり、石ノ森漫画館近くの元気いちばは絶好のロケーション。川沿いの堤防も整備されました。昼食は元気いちば二階の食堂で軽く昼食。相当の寒さを予想してきたのですが、当日は快晴で風もなく、屋外のテーブル席でいただきました。その後堤防沿いに散歩し、最近恒例になった図書館巡り。石巻図書館に立ち寄り30分ほど滞在し駅へ。仙石線に乗り本日の宿泊先である松島海岸の小松館好風亭へ。部屋は一面の海が見える和室。夕朝食、お風呂とも満足して翌日チェックアウトして下田へ。

松島は仙石線東北線が走っており、帰りは東北線で仙台乗換東京、東京乗換踊り子号で下田着。バスで須崎海岸まで行き、民宿「ぜいもや」さんに到着。須崎海岸周辺には夏の海水浴や釣り客用の民宿が集中しており、中でもぜいもやさんの料理が目当てで決めました。チェックイン後、爪が先方面への遊歩道をを歩き、海岸線と海の絶景を観光。ぜいもやさんも天然温泉なのですが、民宿とあって、お風呂は一人用が二つあるだけのこじんまりしたもの。したがってお風呂だけは温泉旅行者には不満でしょう。今回は料理目当ての旅行なので、良しとしましょう。さて待ちに待った夕食ですが、評判通りのボリュウムと鮮度。刺身の船盛は一人分が二人前以上のボリューム。その中には伊勢エビの刺身も一匹分丸ごと入っていて、船盛だけでお腹がいっぱいになりそう。カサゴのから揚げ、焼いた海老、ホタテ貝柱、そして金目の煮つけなど、盛りだくさんの魚料理オンパレードでした。さすがにご飯はお腹に入りませんでした。朝食も伊勢エビを出しにしたみそ汁など、たっぷりのおかずが並び、食事には大満足。女房に言わせると、もうあんなにたくさんの魚料理はたくさんとのこと。確かに刺身などは、厳選されたもの数切れの方がありがたみが出るのかもしれません。

翌日は信州上田の別所温泉目指して、下田~東京~上田に移動し、初めて乗る上田電鉄に乗車して終点の別所温泉へ。私は信州佐久の生まれで、別所温泉は近いのですが、初めての訪問。鹿教湯温泉と並ぶ上田の奥座敷。信州の鎌倉という名称は大袈裟ですが、立派な寺社がいくつかあり、チェックイン後に温泉街を散策。確かに立派なお寺や神社、観音があり、いい散策となりました。お宿は「上松や」さん。6階建ての近代的な温泉旅館で、信州牛の陶板焼き、イワナの串焼き、イワナの刺身など、信州ならではの地元食材を使った上品な料理をいただきました。朝食も大満足で電車時間に合わせてチェックアウト。

4日目は妻が午後からパートが入っており、上田駅で解散。私は長野経由で松本で昼のみと行こうかと思ったのですが、時間がたっぷりあるので、長野発名古屋行き電車で松本を通り越して木曽福島に足を延ばしました。木曽は初めての訪問で、中山道の宿場のイメージを残す町並みを見ながら散策。途中「高瀬家」という、関所跡近くの古い名所に立ち寄り、今でもそこに住まわれている女性に案内されて見学。島崎藤村にゆかりのある家でもあり、藤村関係の貴重な展示品を見せてもらいました。その後町の中のしゃれたカフェに立ち寄って昼食。列車の時間に合わせて松本行きの各駅に乗り松本へ。松本城のライトアップショウが18:00からあるということで、タクシーで松本城へ。やはり城の美しさは抜群。そのきれいな城をきれいな色の光のショーを満喫しました。松本城から歩いて駅方面に行き、途中で夜飲みを地元の居酒屋で。新宿行きの最終列車で帰途につきました。

今日はこの辺で。