夏の信州温泉旅行

コロナの影響で、2020年度第一回大人の休日倶楽部パスが中止され、例年の34日の東北方面旅行が6月末にできなかったことから、82日~4日にかけて、23日の信州温泉旅行に妻と一緒に行ってきました。

今回の目的の温泉は高山温泉郷山田温泉と野沢温泉

初日は新幹線で長野、長野電鉄へ乗り換えて小布施着。小布施には何度も来ているのですが、妻の要望で小布施堂のモンブランセットを昼食代わりに食し、北斎館を鑑賞して旅館の送迎者で山田温泉へ。送迎客が私たち夫婦だけだったので、運転手さんに頼んで雷滝まで車で運んでもらい、迫力ある雷滝を鑑賞。

当日のお宿は山田館。客室からは松川教の深い谷を前面に見て、壮大な風景を堪能。旅館自体は10部屋ほどあるようですが、コロナ対策で5組までにお客を絞っているとのこと。それでも2組のキャンセルがあったとのことで、当日は3組、6人だけの客。入念な感染防止対策を取る労力も大変ですし、夏のシーズンにもかかわらず客が6人では、観光業にとっては極めて厳しい状況が手に取るようにわかります。持続化給付金ではとてもしのげない現実が手に取るようにわかります。

それでも、旅館側は手を抜くことなく、おいしい料理を堪能しました。

2日目は小布施まで送ってもらい、長野電鉄信州中野へ。駅前からバスで飯山駅、バスを乗り換えて野沢温泉ライナーで野沢温泉に到着。野沢温泉は町自体が旅館・民宿でできているような、典型的な温泉街ですが、こちらも人気はまばら。東京を除外したGO TOキャンペーンの効果は感じられません。

河一屋旅館さんにチェックインして、野沢温泉のもう一つの観光の目玉であるスキー場へ。真夏ですが、ふもとから「遊ロード」と呼ばれる動く道が動いており、一気にスキー場へ。これまた夏場ですが、人口の雪を模した白い芝のようなところで夏スキーが行われていました。ただし、これは夏合宿用のもので、一般客は滑れないようでした。

帰りは歩いて温泉街におり、私は外湯めぐり、妻は喫茶店へ。野沢温泉の外湯も厚いので有名。旅館近くの「熊の手洗い湯」は比較的ぬるいため、今回はそこだけに入って外湯は終了。あとは宿の温泉だけにしました。

河一屋さんは、それでもお客さんの数はそれなりにいたように感じました。食事の質もよく、コストパフォーマンスが大変よろしい旅館でした。

最終日は飯山駅から新幹線で上田駅、上田からはしなの鉄道で小諸へ。小諸では懐古園をたっぷりと散策しましたが、動物園や美術館はどこもコロナでやっておらず、長野県も相当神経をとがらした対策を取っていることを感じました。園内の蕎麦屋で遅い昼食を取り、小諸の古い町並みの通りを歩いて小諸関工を終え、小海線佐久平経由、東京に帰還しました。

今回の旅で感じたのは、GOTOトラベルの効果はまだ感じられないこと、どこの町の飲食店や旅館も相当にコロナ対策を入念にとっていることです。長野県は累計で120名程度の

感染数ですが、最近になって若干増えているようで、地元テレビもコロナのニュースが中心。お盆の帰省が今コロナ対策上話題になっていますが、西村大臣は帰省を控えてほしいニュアンス、菅官房長官GOTO推進派で、対策を取って帰省せよ。政府の人間や専門家の言っていることが本当にバラバラ。これでは容易には感染者は減らないでしょう。

今日はこの辺で。