映画「灼熱の魂」

8月12日(土)、新宿シネマカリテにてカナダ・フランス合作映画「灼熱の魂」鑑賞。舞台はレバノンレバノンでは1975年から約15年間、キリスト教徒、パレスチナ人、シリア、イスラエルなどが関わった激しい内戦が続き、本作はその内戦に巻き込まれた一人の女性が男女二人の双子のきょうだいに遺書を残す。それは、きょうだい二人の父と兄を探し出すこと。きょうだいはレバノンで生まれ、母とともにカナダで育ったが、父や兄のことは初めて聞く話。そこできょうだいはレバノンに赴き、父と兄を探すことになる。二人が探す場面と、母親がレバノン紛争に関わる場面とが交互に映し出されるが、想像を絶する苦難に見舞われた母が生んだ3人の子供の父親は誰なのか?兄は生きているのか?

結末には驚くべき真実が待っていて、観客は驚愕するのではないか。1+1=2ではなく、1+1=1になることがあるのか。きょうだい二人のショックや如何に。

戦争による憎しみがこういう形で示されることは、決してあり得ないことではないかもしれず、この映画の訴える戦争への憎しみが伝わってきました。

今日はこの辺で。