2021-12-16から1日間の記事一覧

大島真寿美「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」

一昨年の直木賞受賞作、大島真寿美著「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」読了。 江戸時代、大阪の浄瑠璃作家、近松半二の浄瑠璃作家としての生涯を描いた作品。近松半二は実在の人物で、大阪の儒者であった穂積以貫の次男として生まれ、浄瑠璃小屋の竹本座と関係が…

親族の相次ぐ死に思う

11月9日に100歳の母が逝去、そしてまた今日、兄(次男)が74歳の生涯を閉じました。自分自身が65歳の年齢であり、親族も当然に高齢者で、死は驚くことではないが、1カ月の間隔で二人が亡くなると、寂寥感もひときわである。 母は死んだ兄と同居し、最後の3年…