緊急事態宣言延長

特措法に基づく緊急事態宣言が5月末まで延長されることが昨日4日に正式に発表されました。首相の記者会見で、一か月延長により国民生活に不自由をかけることの関して、しきりに陳謝していました。首相として責任を感じている旨も話していました。安倍首相の「責任」は聞き飽きましたが、言って終わりであれば言わない方がよっぽど責任を感じているように見えるのですが。

記者からは、PCR検査数が増えないことについて何人かが質問していましたが、これに対する回答に窮するところがありました。15,000件、20,000件というキャパシティの増加に対して、全く実績数が増えない現状に対して「根詰まり」という言葉を使い、首相も尾身会長も言い訳じみた回答しかできんせんでしたが、本当のところどうして増えないのか、どうもすっきりしません。当初の方針が、医療崩壊を起こさないため、意図的に制御するものであったことは間違いありませんが、これだけ無表情感染者が多いこと、そしてその無表情患者から感染する確率が高いこともわかっているのですから、やりようがあるはずなのですが。

今回の新型コロナ禍でわかったことは、日本の医療体制の脆弱性です。ハード面では人と設備不足、ソフト面では検査システムです。特に検査システムについては、誰が考えたのかわかりませんが、いかにも根詰まりしそうなものでした。特に帰国者・接触者相談センターなる組織を置く必要があったのか、疑問です。あとは民間の活用が遅れたことも大きな原因。どこかに何かを制御する力が働いているのではなかと危惧します。

とにかく、映画館や図書館の営業自粛が解除されるのは朗報。時間を家の外でつぶす時間が作れそうです。

今日はこの辺で。