本日の朝日新聞朝刊に、韓国文在寅大統領が新型コロナ対策で、日本に対してPCR検査キットやマスクの提供、更には医療スタッフの派遣などの支援を考えており、両国の保健当局間での協議を提案しているとの情報が掲載されていました。
今回の新型コロナ対策の成功国として挙げられるのが韓国、台湾、ドイツで、特に韓国は当初教会関係の集会がクラスターとなったことから、急激に感染者が拡大しましたが、MARSの経験を生かした危機管理、特に徹底的にPCR検査を行い、感染者を隔離する対策が功を奏し、いち早く感染拡大を抑えたことができています。最近は1日の感染者数が一桁台で推移し、ほぼ終息に向かっていると言われています。こうしたことから、文在寅政権の支持率も高くなっているようです。
これに対して日本政府の対応は後手後手に回り、感染のピークが全く見通せない状況であり、社会・経済的な不安が高まっています。
当初のクラスターつぶしの対応が効かないことがわかり、ようやくPCR検査数を増やすことの重要性に気が付いたようですが、実際の数値は全く上がっていません。
日韓関係が戦後最悪の状態にあることから、韓国としてもあくまで日本の要請があっての前提での提案ですが、ことコロナ対策については人命がかかっていることであり、日本政府も成功事例に学ぶことは国民の為でもあります。今まで日本は欧米のみを模範とし、アジア諸国に対しては下に見る傾向が常にありました。しかし、現在の社会状況はどうでしょう。韓国・台湾は日本以上に民主的な国であり、IT先進国でもあります。日本は既にアジアの最先進国でも何でもないことを自覚すべきです。
安倍政権のアメリカべったり、トランプべったりは、もういい加減やめて、アジアの国々と対等に付き合っていくときです。その意味でも、韓国からの支援を頭を下げてでも受け入れる度量が欲しいものですが、嫌韓のはびこる安倍政権には全く期待できない今の日本が残念で悲しくなります。
今日はこの辺で。