首都のロックアウトは来るのか

東京都はここ数日の感染者が40人以上に増えているため、週末の外出自粛を要請するとともに、周辺の神奈川・埼玉・千葉・山梨4県との移動自粛も要請することとなりました。ニューヨーク、マドリード、パリ、ミラノ等の欧米大都市の感染が急拡大していることから、最も人口が密集し、空港・鉄道・道路での移動も多いことから、危険性としては日本で最も感染拡大の危険の町であることは間違いありませんので、用心に越したことはないでしょう。

小池知事が外出自粛を発表した25日の夜ですが、翌日勤務先近くの大田区のスーパーに行った午前11時ごろに行ったところ、すごい数のお客さんが来店しており、買い物かごに満載の買い物をして、7つぐらいあるレジには、それぞれ20人以上の列ができていました。前日にトイレットペーパー売り場を見た際はかなり商品がありましたが、当日は全くなし。弁当一つ買うために30分以上並ぶこともばかばかしいので、早々と引き上げてきました。本日はおコメ売り場も空になっていました。

パンデミックは感染者の急増による医療崩壊が最も恐ろしいのですが、次に恐ろしいのは住民心理の動揺。知事発表するのはいいのですが、如何に風評被害を出さない発表するかも大変難しい問題。スーパーが閉店することは今のところないこと、在庫も十分にあることを自治体やスーパーは十分にPRする必要があるでしょう。

さて、ロックアウトするような事態になるのか?イタリア、スペインでは既に医療崩壊が起きており、ニューヨークの医療崩壊も近いと言われます。東京にあっては感染者数がまだ300人弱で、欧米の都市とは桁が違いますが、日本におけるPCR検査の母数は極めて少ない状態。したがって、死亡者数で判断するのが最も合理的と思われます。発表数字に間違いがなければ、今のところは「持ちこたえている」のかもしれませんが、一つ心配なのは、感染したが入院せずに家庭で重症化して、そのまま亡くなっている方がどの程度いるかですが、とりあえずは信用しましょう。

今日はこの辺で。