イランの英雄と呼ばれる革命防衛隊のソレイマニ司令官が3日、アメリカトランプ大統領命令によってイラクで殺害され、アメリカ・イラン関係が極度に緊張してきました。
イラク戦争の端緒は、イラクが大量破壊兵器を持っていると言うアメリカのフェイク情報でした。アメリカは独裁者フセインが大量破壊兵器を使う前に先制攻撃することを呼びかけ、イラク戦争が始まりましたが、結局大量破壊兵器は発見されずじまいでした。フセイン政権は妥当されたものの、中東にはその後も平和は訪れず、ISと言うテロ国家をうむことになりました。
さて、米・イラン情勢の緊迫化は、そもそもがイラン核合意からのアメリカの離脱。それに応えてイランは核濃縮度を核合意以上にあげ、緊張が深まります。さらにアメリカが有志連合を募ったりするなど緊張が高まり、だれがやっているのか不明の船舶攻撃やアメリカ民間人の殺害などがあり、今回の司令官殺害。結局、緊張を高めているのはアメリカであり、反米感情の高いイランがそれに応えざるを得ない状況が生まれてしまっているというのが現状。
トランプの唯一のいいところは、「戦争をしない」ところでしたが、それも幻想になるのか。彼が戦争を始めたならば、日本に何を要求してくるか見当がつきません。お金か、兵力か?
お友達の安倍もまた、トランプに逆らえない立場で、この機会に集団的自衛権行使をしかねない人間。
結局戦後の戦争の主役はいつもアメリカであり、アメリカの兵器産業なのではないでしょうか。
今日はこの辺で。