令和最初の東北・信州旅行

令和になっての初めての大人の休日倶楽部を利用した旅行。今回は山形の肘折温泉、宮城の奥松島、そして信州高山村のわらび温泉を巡る旅で、温泉やおいしい料理を妻と堪能してきました。
初日は曇り空の中、8:30に家を出て山形新幹線新庄駅に直行。新庄では駅から数分の蕎麦屋さん「さぶん」で昼食。手打ちの腰のある触感と、からっとしたてんぷらをおいしくいただきました。旅先ではやっぱりラーメンではなく蕎麦屋さんでしょうか。
14:00に本日のお宿「優心の観月」の送迎車で肘折温泉へ。私が前回来たのが7年ほど前で、山形交通のバスで来たのですが、今は山形交通が撤退し、大蔵村の村営バスが走っているようです。今回はお宿の送迎車を利用させていただきました。また、前回は温泉街への入り口あたりががけ崩れで、復興中だったことを思い出しましたが、今回行くと立派な橋が架かって復旧していました。
肘折温泉は開湯1300年の古い歴史のある温泉。狭い谷あいに温泉旅館が密集する風情ある温泉街。早く着いたので妻と周辺を散策し、お風呂に入って目当ての食事。地元の食材を使った料理に舌鼓を打ちながらうまい酒を飲もうとしましたが、どうも地酒を少し飲んだら酔いが回ってしまい、珍しく食後のお風呂には入らずじまい、これが残念ではありました。ただし、翌日朝は早く起きて、温泉は満喫しました。
翌日は再び宿の車で新庄駅まで送ってもらい、次の宿泊地、奥松島へ。山形新幹線で福島まで戻り、福島乗換で仙台へ。仙台で仙石線に乗り換えて野蒜駅。ここでも民宿の送迎車で目的地の宮戸島月浜の民宿「汐さいの宿ちどり館」到着。こちらは今年1月にお邪魔したばかり。1月に来た時の食事の質・量に感動して半年後の再訪となりました。ふるさと納税の返礼率が30%未満となったことで、ペアの宿泊券は私の収入では取得が難しくなりましたが、東松島市の民宿宿泊券はペアの宿泊券がゲット可能と分かり、2か月前に返礼宿泊券をゲットし利用させてもらいました。
この宿の売りはやはり漁師をするご主人の取った新鮮魚介を満喫できるところ。民宿とはいえ、3.11大震災で津波で流され、それを再建した真新しいお宿で清潔、トイレ付でもあります。これで一人1万円でおつりがくるコスパ。またまた来たくなるお宿でした。
なお、このお宿での夕食時、隣の女性3人組(いずれも年配)のお一人からは、貴重な震災体験をお聞きしました。児童も複数亡くなった野蒜小学校での生死を分けるような体験には、経験者しか語れない厳しいものがありました。
最後の目的地もまた半年前に訪れた信州高山村の一軒宿「わらび野」。奥松島の民宿を8:30発でご主人に野蒜駅まで送ってもらい、仙台、大宮、長野乗換で、長野電鉄乗車、須坂散策、更に小布施散策して、これまた宿の送迎車でお宿へ。ここもまた料理旅館風のお料理が売りの名旅館。懐石風に上品な食事を満喫させていただきました。
最終日は、東京へ帰る途中の佐久平で下車して、私の故郷に里帰り。母が98歳の高齢で短期で施設に入っているためそちらでお見舞い。厳しい介護の現状を実感しました。
今日はこの辺で。